6月29日(水)
昨日のブログでは、アジサイガラスボールやコスモスなど
花寺としての般若寺についてアップしましたが、
今日は、石仏や建物写真を載せます。
般若寺の本堂の横には、西国三十三所石仏が並んでいます。
よく見ると どの石仏さんも優しいお顔立ちをされていました。
般若寺の辿ってきた歴史とは対照的です。
この西国三十三所石仏は、
実際の西国三十三所巡りが無理でも、
ここの石仏を拝むことで その願いが叶う、
三十三所を行ったことになるという、
そんなありがたい石仏群です。
この前に行った、長谷寺の十一面観音の石仏もこの中にありました。
アジサイボールも供花としてお供えされていました。
コスモス寺と言われるように、(最盛期を過ぎていましたが、)
ピンクや赤、白のコスモスの花が石仏を彩っていました。
アジサイも石仏を彩っていました。
この般若寺ですが、飛鳥時代に創建され、天平時代には、平城京の鬼門を鎮護するお寺で、
平安の頃は、学問寺として千人の学僧を集め栄えたそうです。
平家による焼き討ちにあったり、廃墟のようなお寺になったりと、
その歴史は栄枯盛衰の道を辿り現代に至ります。
貧者、病者など民衆に寄り添うお寺であったそうです。
境内には、本尊を安置している本堂、
重要文化財の経蔵、
国宝の桜門などが建っていました。
歴史を感じさせるお寺です。
コスモスの咲く秋に、また行きたいお寺です。