再び会いに行く!
2004に出会い 次の年も新春に九州へ会いに行った、17年前の記録です。
(終了したヤフーブログから)
時は2005.1.6.
場所は、福岡県多々良川河口です。
当時クロツラヘラサギは、
世界に約500羽しか生息しない説滅危惧種で、
世界でも珍しい鳥とのことでした。その生態を知りたくて、
越冬のためクロツラヘラサギが飛来したという多々良川河口(福岡県)に
干潮時 会いに行きました。十数羽ほどいました。
群の端っこにアオサギもいました。
写真からもわかるように大きさは変わらないようです。
みんな顎を引いてくちばしで何かしているようです。
輪になって仲間に羽繕いをしてあげているようでした。
スキンシップ?仲間であることの確認?届かないでいるところを
助け合いっこして羽繕いしているのか?
わからないけれど、意識してやっているようでした。
それにしても、大きなヘラのようなくちばしは、
羽繕いのためだけではなく、餌となる小魚を取るのに、
すごく役立っていました。
下の写真は、餌を採っているところです。
写真だけでは分かりずらいのですが、
上げ潮が始まり干潟に少しづつ海水が戻り始める頃、
くちばしを少し開けて、首とともにくちばしを左右に振りふり
餌となる小魚を採っている様でした。
優雅に羽繕いをしていた時と違って、びっくりする様な速さで、
くちばしを左右に振り、餌を採っていました。
本によると、目に見えた魚ではなく、
くちばしに、触れた魚などを食する様です。
くちばしがセンサーになっているとのことです。
潮が満ちてくるまで見ていました。
時が流れて今、クロツラヘラサギを守ろうとする活動団体が
中継点、越冬地など保全を進め、500羽ぐらいとしていた
個体数が5000羽を超える程に増えているそうです。
それでも、中には釣り糸にくちばしが絡まって死に至る
個体もいるそうでが、・・・・・。