2月27日(木)撮影
オオワシがずっと枝に止まったままなので、
すでに北帰が始まっているコハクチョウを見に行きました。
目当ての一つは、その群れの中にいるクロヅルです。
昨年秋よりコハクチョウの集団と行動を共にしています。
この日の場所は湖岸から内陸部へ入ったところの田んぼで
ロケーションも良く、背後に雪の伊吹山が見えていました。
昨日までの豪雪で雪が田んぼを覆っていましたが、一部地表もあらわれた所に
100羽以上のコハクチョウがいました。採餌中でした。
そのコハクチョウの群れの中に、クロヅルが一羽、
足の長さの分、コハクチョウより背が高く、黒っぽいのですぐに見つけられました。
コハクチョウの群れの端をのそのそと歩き餌を探しているようです。
光の加減からか、クロヅルと言え グレーの羽が目につきます。
首が長くスラットした体型で目が赤色でした。
コハクチョウとは争いもなく仲良くやっているようでした。
鶴と言えば、去年は琵琶湖にカナダヅルが来ていましたが、それはペアで
今年は一羽だけのクロヅルです。稀にしか見られない鶴です。
どこからやってきたのか不思議です。
こちらはコハクチョウ、いつもなら
お昼の時間帯は腰を下ろして寝ている個体も見られますが、
連日の大雪で採餌もままならなかったのか、
昼寝をしているコハクチョウは一羽もいませんでした。
オオワシの撮影を一旦やめ湖北野鳥センターへ行く道で
青く美しいイソヒヨドリがいました。思わずシャッターを切りました。
今日は北帰前のコハクチョウや希少なクロヅルが見られて良かったです。
クロヅルは、鶴で有名な鹿児島県出水市でも
今年4羽しか確認されていないそうです。