花見 『さくら』と言う大和言葉
4月17日 桜を違った角度から・・・・花見する。
大和言葉で「さくら」の『さ』は、「田の神」さま、『くら』は神が「坐するところ」を指し、「さくら」は「田の神が坐するところ」を意味するそうです。
はっきりとした暦のない時代から稲作をして来た日本人にとっては、不思議にも一斉に開花する桜の花から、田の神が「今年も田植えの準備をしろ」と、山より降りてこられた、「よし田植だ!」と共通認識したそうです。
古人は自然や神々を信じ崇め農耕的な儀礼を行い豊作を願った様です。田の神もそんな神様のお一人だったのかもしれません。さくらは、田の神様の座するところで、
桜の開花が田植えへのサインの一つだったのです。
さくらから田植えをイメージできたでしょうか?そんな認識を持って花見をしていた昔の人の生活を思うとロマンを感じます。
※さくらだけでなく、早苗(さなえ)、早乙女(さおとめ)、皐月(さつき)の『さ』も田の神に関わっての意味を持つ大和言葉です。
後から漢字が日本に入って来て「桜」と言う漢字があてがわれ、時の流れとともに大和言葉が持つ意味が忘れられたようです。
(以上、引用文献なし、本や講義の断片の記憶からの自己解釈です。)